「気の生成」漢方・中医学について学ぶ

中医学おいて体を構成する基本物質である気・血・水

今回は「気」が体内でどのように作られ、運ばれていくか学んでいきましょう

「気」って何?って人は
まず、こちらの記事を読んでほしいにゃん

中医学における「気」とは体の活動に欠かせないエネルギーであり、体の栄養源でもあります。

体の活動に欠かせない
構成物質の一つです。

この記事では、体に必要な「気」がどのように生成されるのかを解説していきます。

「気」をつくりだす原料は?

気の原料になる物質は大きく分けて3つに分けられます。

気を作り出す原料
  • 水穀の精微
  • 自然界の清気
  • 先天の精気

生まれてきた時にお母さん、お父さんから受け継ぐ先天的に得られるものと食事や空気から後天的に取り込むものと分けられます。

パパとママからも
何かもらうのかにゃ?

遺伝的に受け継ぐ部分にゃん

両親の体質は子供に影響します。また、同じ両親から生まれた兄弟間でも、その時の両親の体の状態によって大きく体質が変わる事があります。

妊娠中の栄養状態は
生まれてくる赤ちゃんに影響します。

例えば、妊娠前〜妊娠中に不摂生を続けていると肌や免疫力が弱くなる事があります。

じゃあ、生まれた時に体の強さは
決まってしまうの?

生後も食事や環境によって
からだがつくられていくにゃん

生後の栄養や環境も
もちろん重要です。

毎日口にする食事、肺に届く空気が積み重なり体が作られていきます。一日、一日に感謝して体を大事にしていきたいですね。

具体的に
気の原料のついて細かく見ていくにゃん

飲食物から取り込む「水穀の精微」

中医学では飲食物を「水穀」と表現し、飲食物から得られた体の構成成分の原料を「水穀の精微」といいます。

食事から取る
エネルギー・栄養素って感じですね。

水穀の精微から体の構成成分である気・血・水が作り出されます。

飲食物が胃腸で消化吸収されて、
体の材料なる栄養素を取り出すにゃん

水穀の精微は飲食物から得られる栄養素と考えるとわかりやすいと思います。

自然界のキレイな空気「清気」

人は呼吸をしない生きていけません。

中医学では大気中から取り入れるキレイな空気を「清気」と呼びます。

酸素を想像するとわかりやすいにゃん

細胞が生きていくためには
呼吸をして酸素を取り入れないと
いけませんよね。

緑の多い自然界で深呼吸すると、ちょっと体が元気になる感覚、経験したことあるのではないでしょうか?

先天の精気

先述した両親から受け継いだものです。

生殖と発育に関わります。

遺伝で決まる
部分にゃん

生命活動に関わる
両親からの最初の贈り物ですね

気の生成

「気」ははたらく場所、生成する場所よって呼び方が変わります。宗気・営気・衛気・元気に分けられます。

聞き慣れない名前ばっかりにゃん

一つずつ見ていくにゃん

宗気

宗気とは胸回りの活動を支え気を指します。

肺や心脈の活動を促すにゃん

呼吸・心拍・脈を流れる血流を促進します。

何から生まれるのかにゃん?

宗気は飲食物から得られた「水穀の精微」の一部と呼吸で得られた「自然界の清気」からつくられます。

営気

営気は血の構成成分にもなっており、血とともに全身に運ばれて体に栄養を届けます。

この営気に津液が合わさると
血が生成されるにゃん

からだに
栄養分を運んでくれます

衛気

体の外側に近い箇所に分布し、風邪や花粉など外邪の侵入から体を守ったり、汗孔の開閉を調節を行います。

活動性で、温める作用をもつ気です。

生まれる時に両親から受け継ぐ「先天の精気」と飲食物から得られる「水穀の精微」から作られます。

免疫力や肌質は
生まれつきの体質も関係するにゃん

生後の栄養状態で
育てることも可能です。

元気

元気は生命活動の原動力となる気です。

まさに、生命エネルギー

先天の精気から生成し、生後は水穀の精微により養われます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

馴染みの少ない表現が多いですが現代の考え方に置き換えると理解しやすいと思います。

気を作り出す原料
  • 水穀の精微→飲食物から得られる栄養素
  • 自然界の清気→酸素
  • 先天の精気→遺伝的に両親から受け継ぐもの

イメージ湧きましたか?