「血の生成」漢方・中医学について学ぶ

中医学おいて体を構成する基本物質である気・血・水

今回は「血」が体内でどのように作られ、運ばれていくか学んでいきましょう

「血」って何?って人は
まず、こちらの記事を読んでほしいにゃん

中医学における「血」とは全身を栄養し、精神活動を支える栄養源でもあります。

現代医学の血液と
とてもよく似ています。

この記事では、体に必要な「血」がどのように生成される、循環するのかを学んでいきましょう。

「血」をの生成

血には2つの生成ルートがあります。

血の生成
  • 水穀の精微からつくられた営気・津液から生成
  • 腎精から変化し、血がつくられる

主に、水穀の精微から血は生成されています。

水穀の精微?

食べ物や飲み物を消化・吸収して
得られた栄養素にゃん

まずは水穀の精微から生成するるーとについてみていきましょう

水穀の精微から生成

口から摂取した食べ物や飲み物は胃腸で消化・吸収されます。

消化吸収した栄養源を運搬するのは
「脾」のはたらきにゃん

脾?
どちらかというと胃腸のはたらきじゃ
ないのかにゃん?

中医学では脾≒胃腸で
考えた方がわかりやすいです

脾は水穀の精微から「営気」と「津液」を生成します。

営気→血と共に運ばれるエネルギー
津液→体、細胞の水分
と考えるにゃん

栄気と津液が合成されて、血が生成されます。

ここで、血が赤色になるのは
心が関わってるにゃん

図にまとめると下記の図のような過程になります。

現代医学の考え方と
だいぶ違うみたいにゃん

赤血球、白血球など細かい分け方はしていません。

現代医学に置き換えると・・・
・飲食物から得たタンパク質や水分→細胞の材料や血漿の液体部分へ
・赤色のヘモグロビン→心肺の呼吸で得られる酸素と結びつく

現代医学と比較して
あながち間違ってないのが
中医学の不思議にゃん

もう一つのルートも見てみましょう

腎精から化生する

腎精とは生殖と発育に関わる「腎」に貯蔵されている生命活動を支える体の根本の栄養源です。

血液を生み出すのは骨の精髄です。

正に骨髄ですね

現代医学の考え方でも骨髄には血液の素となる造血細胞が存在しています。

中医学においては、骨の精髄が血を生み出し、精が不足した場合には血が精つくりかえられると考えます。血と精が互いにつくりかえられバランスをとることを「精血同源」といいます。

弱っている部分を他の部分で補って
体を保つようにできているにゃん

このように生成し「血」は運搬されることではじめて血としてのはたらきを果たすことができます。

血の運行がどのように行われているのかみていきましょう

血の運行

血の運行は主に心のポンプ作用、肝の血を貯蔵するはたらきによって調整されています。

血の運行のコントロール
  • 心のポンプ作用
  • 肝の血の貯蔵作用

血の運行がどのように調整されているのかみていきましょう。

心のポンプ作用

心はポンプのように血を押し出して全身に巡らせる作用を持ちます。

さらに肺、肝、脾によっても血の循環は調整されています。

全身をめぐる血のコントロールには
色々な臓が関わっているにゃん

肝の蔵血作用

肝は緊急事態に備えて、血を貯蔵しています。

肝は貯蔵する血を調整することによって全身の血流量をコントロールするはたらきももちます。

肝の血は目、爪、子宮、筋に
関与が大きいにゃん

肝血が不足すると
視力減退、爪が割れやすい、
生理不順、こむら返りなどが見られます

まとめ

今回は血の生成と運行についてみていきました。

血の生成は、水穀の精微からつくられた営気・津液から生成するルートと、腎精から化生してつくられるルートが存在します。

血の運搬のコントロールは心のポンプ作用と肝の蔵血作用でコントロールされています。

細かくコントロールされてるにゃん!